に戻る| 出演 | ミン・ナ／アレック・ボールドウィン／スティーブ・ブシェミ／ヴィング・レイムス／ペリー・ギルピン／ドナルド・サザーランド／ジェームズ・ウッズ 以上、声の出演 |
| 監督 | 坂口博信 |
| 坂口博信と言えば、分かる人には速攻分かる・・・そう、メガヒットゲームのファイナルファンタジー（ＦＦ）を作った人です。１９６２年１１月２５日、茨城県日立市生まれ。８６年「スクウェア」設立、企画・開発部長就任。で８７年に「ファイナルファンタジー」一作目発表。その後、今年のＦＦＸまで・・・まあ知っている人は良く知っていると思います。 その坂口さんが、９７年にハワイにスタジオを設立、映画製作を開始。その時から噂程度に情報は発表されていました。スクリーンデモらしいものもありました、が、緻密に作られた人の顔の表情が無機質に変わるくらい。まあ、その前に面白いゲーム作って欲しい・・・なーんて思っていたのを思い出します。 その映画がついに２００１年に発表・・・時は次世代ゲーム機のそのまた次世代のＰＳ２が発表され、ＦＦＸでは今までのゲームの常識を超えるくらいリアリティのあるＣＧがサクサク動いている・・・そうなりゃ、「では映画では何をしてくれるのか？」と思わない方が、ゲームファンとしては無理と言うものでしょう。 結論から言うと、ＣＧムービーとしては、確実に一つの歴史になると思います。９７年から４〜５年の時が経ち、その間ＣＧの技術は数えられない程進歩したと思います。そういう意味ではスピルバーグの「ジュラシックパーク」は発表されるし、ディズニー映画の「トイストーリー」などＣＧを売りにした映画は数々出ました。 しかーし！！私が言いたいのは、下記見たいな事です。ＣＧで話題になった作品を挙げると・・・。 → ジュラシックパーク・・・・恐竜のリアルなＣＧ → トイストーリー・・・人形のＣＧ → タイタニック・・・沈没シーンのＣＧ → スターウォーズ・・・クリーチャー、メカのＣＧ 今回の映画「FINAL FANTASY」がやろうとしたのは、上記の様な、恐竜やクリーチャーやメカでなく、俳優／女優を真正面からＣＧで実現してしてしまおうと言う事です。これはチャレンジャー過ぎる！！KYAWA的な考えではこれは映画関係者の発想では無いですね。映画プロデュースのプロなら、効果的な部分にＣＧを使い、実写と組み合わせて最もローコストでかつ効果が出るように考えるでしょ、普通。まさにゲームの世界で成功した実績者だからこそ実現できた企画と言わざるを得ない・・・のではないでしょうか？ ストーリーも悪くは無かったです。ＣＧを売りにしつつ、結構硬派なＳＦに仕上がっているし、テーマ的にも信念を感じました。（メインテーマはオリジナリティがあると思いますが、細かい事を言うと「フィフスエレメント」と「エイリアン」あたりを思い出さないわけでもないですね・・・。） しかしなぁ・・・しかしなぁ・・・映画としてどうかと言われると、深く感動したか？と言われると、どうも今ひとつＣＧのキャラクターに感情移入が出来きれない・・・そこが最後の問題です。 スタジオセットに当たるものは完璧、俳優・女優の動きが完璧でも、ベテランの俳優・女優の作る空気まで作り込めているか？と言われると・・・それはちょっと難しいかな？と。 でも皆にも押さえて欲しい一本ではあります。と言う事で星３つとします。 |
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